当センターは「地域の健康を支える」という経営理念のもと、保健医療情報の提供、地域保健及び福祉に関する各種事業を実施し、地域住民の健康の保持、増進に寄与することを目的に設立されました。
当センターの会館名称は「ウェルネージかこがわ」で、ウェルネス(健康)とエイジ(世代)を組み合わせて名付けられました。すべての世代の健康づくりの拠点として発展していきたいという願いが込められています。また、会館には保健センターだけではなく、加古川医師会・播磨歯科医師会・播磨薬剤師会も事務所を構え、加古川市・稲美町・播磨町とともに健康づくりの連携を図っています。
当地域では加古川地域保健医療情報システムがあり、保健センターによる健康診断・各種検診や各医療機関での検査データを個人別に集約して、日付の順番に参照できるようになっており、システム導入医療機関において日々の診療に適切な情報を提供しています。
さらに、「かこがわ健康BOX」という、自らの健康情報(健診結果やシステムに参加している医療機関の検査値など)をスマートフォンで閲覧・健康管理ができるサービスも提供しております。最近では、高血圧・脂質異常症・糖尿病だけではなく慢性腎臓病や肝臓病・肥満症・フレイル・認知症など複数の病気に罹患している方や複数の病医院、診療科にかかっている方もおられ、特に生活習慣病予防や健康に関心のある方には是非このシステムを活用し、自らの継続的な健康管理に役立てていただけたら幸いです。
健康診断や医療機関の受診については、コロナ禍で一時減少が目立っていたため、特にがんなどの病気の早期発見が遅れたりする状況が多くみられました。ウィズコロナ時代となった現在、感染を予防し、今まで以上により健康を意識し、健康診断や医療機関を受診していただき、病気の早期発見、早期治療を実現していきたいと考えています。理事長として、職員とともに多くの地域の皆様方に利用していただけるよう努める所存ですので、よろしくお願い申し上げます。
- 2024年6月
- 理事長 中田 邦也